
大阪サウナDESSE 設計担当sho ohta
WHAT IS OSAKA ?
ー大阪のイメージは?
ちっちゃくてフラットで良いですね。色んな場所でぽつぽつ楽しいところがあるし、チャリで行けるし、電車がちゃんと便利!
ー大阪の好きなところは?
ご飯とお酒が美味しいし、そんなに高くないところ。
あとは、常にうっすら開発されていて、まだ続いている都市感は、別に好きではないけど良いですかね…。

OSAKA SAUNA DESSE
ー大阪サウナDESSEとの関係性は?
大阪サウナDESSEの設計者です。
ー大阪サウナDESSEをやるきっかけは?
やれいわれたからです(笑)最初は個室サウナをやりたい人がいるという紹介でした。サバスを設計していたのと、まだ知らないプロジェクトをやりたい人間なので、誰かがやっているのであれば自分もできると思ったからです。
ー今プロジェクトの中で一番覚えていることは?
まだ出来てもないですが、ええ話なんて一個もないです…(笑)
ただ、一番焦ったのは、初回お願いしていた工務店が降りてしまったこと。それと、予算から1億円オーバーの見積もりがあがってきたことです…。

設計としては、徐々にサウナの解像度が上がってきた体験ですかね。あとは、はじめにやりたかった「散策させたい、まちと連続させたい」ということがバチっとハマった瞬間は、良かったですね。
あと!はじめに色んなサウナのスケッチを出したときに、盛り上がってプロジェクトがスタートしたのも良かったですね。下書きもせずに一発で描きましたが、今の計画の中にだいたいが残ってます。

ー大阪サウナDESSEのすごいところは?
あったかい風呂があることです(笑)
あとは、エリア間の扉を設けたことで、運営上苦戦する部分も突破できうる仕掛けになったところ。可変性を出せたことは、設計としての答えを出せた部分かなと。
ビルの4Fという場所でも、風景がつながっていることも…。レイヤー上に中から外、外からもっと外、さらに窓から本物の外、というような、景色のグラデーションがきちんとつくれているところ。
ーココは魅てほしい大阪サウナDESSEは?
まち(商店街)の連続性で素材を決めたことで、そのまま入ってきた感があるから、それを感じてほしいです。
たまたま裸でいるだけで、まちの体験のままそこにいられます。
なぜこの素材を選んだのかなど楽しんでほしいですね。

ー大阪サウナDESSEのこれからは?
いろんなひとが行きたいって言ってほしいですね。
あとは、自分が使えるまちの1拠点となってくれれば…。
行くたびに変わり続けて、まちのカルチャーとしてのイベントが起きるといいなとも思います。

WHAT IS SAUNA?
ーサウナは好き?
好きになっちゃいました。
きっかけは、サバスの設計をやる上で、サウナの議論に乗っかるには行っとくしかないということで。
サウナ自体というよりは、サウナに行くことが仕事から強制的に遮断されることで、そのこと以外考えなくなることの良さが好きです。
ーどんなサウナが好き?
オーソドックスで広いサウナが良いですかね。意外と普通のスーパー銭湯にあるような緊張感のないサウナです。
色々行ってみて薪ストーブのサウナがいいなと…
トータルでトップ級に体験として、サバスが好きです。
ーサ室では何考えてる?
何も考えてないです。考えだしたら、出る時です。
ーあなたのサウナとは?
デジタルデトックス、現実逃避、映画に近いかもしれません。
大阪サウナDESSEができたら次はどうなるのか…。
サウナ自体はもっとやれることがあるし、建築でもっと解けると思います。そして、サウナはもっと自由でいいと思います。快楽みたいなところにもっとフォーカスして、サウナのみでなく、もっと複合的に〇〇×サウナというように掛け合わされることが大切なのかもしれません。知ってるものと知ってるものが掛け合わされただけで信じられへんくらい楽しい。まだこんなことあんねやと。アミューズメントじゃなくて、まちの延長感のような言語化出来ないレベルになっていけばおもしろいですね。
大阪サウナDESSE 設計担当太田 翔(おおた しょう)
1989年1月31日生まれ。兵庫県神戸市出身、大衆食堂の息子。京都工芸繊維大学大学院 建築設計学専攻修了。大阪の組織設計事務所に6年勤務し、その後武井良祐とともにOSTR設立。大阪と東京の2拠点で設計を行う。いろんな用途、規模、施主のプロジェクトに恵まれ(巻き込まれて)、日々建築と戦っている。ビールのために生きている。ゲームもしたい。
HP: https://www.ostrarchi.com/